3週間前にこけかけ、右足に全体重が乗り、その後足の付け根辺りがだんだん痛みが増し、特に階段の昇り降りが痛く整形外科を受診。
レントゲンでは股関節に問題なしと言われ、痛み止めとトリガーポイント注射をされたが痛みが引かないと来られました。
念の為、股関節の動作確認もしましたが股関節の問題ではやはり無さそうでした。
痛みの原因を探ると、鼠蹊部と大腿筋膜張筋、中小殿筋に受傷後に出来るトリガーポイント(筋肉のしこり)を確認しました。
初回、特に骨盤横下辺りが痛くしびれると言われるのでその辺りの調整。
合わせて鼠径靭帯と大腿筋膜張筋も調整。
この時点で、階段の昇降時の痛みは4割程度まで軽減。
2回目、殿筋群の痛みは無くなっているので、鼠径靭帯と大腿筋膜張筋を重点的に調整。
階段の昇降をしてもらうとほとんど痛みが出ないとのこと。
3回目、当初の痛みの8割は無くなり、残り2割程度と。痛みの確認で残るのは鼠径靭帯のみ、そこを調整。動作、階段でも痛みは無くなったとのこと。
こけかけられた時に靭帯と筋肉が損傷し、それがそのまま修復せずトリガーポイントが形成されたものと思われます。
トリガーポイントが解消されない限り痛みはいつまでも続きます。
痛み止めや湿布を貼っても解消されません。
この様な事はケガの後よくあります。痛いからと動かさないでいるとさらにトリガーポイント(筋肉のしこり)は硬くなります。
この方は受傷後まだそんなに経っていないので早期に回復していただけましたが、時間が経つといろいろな事が加わってくるので簡単でなくなってしまう事があります。
トリガーポイントが見つけられるかも大きなポイントになります。
痛み止め、湿布、温熱、骨の矯正をしても痛みは取れません。
いつも言うのですか、骨折があるかどうか画像診断を受けるのはとても大切です、
その後、痛みが取れない時はトリガーポイントの形成を疑い、しっかり対処して欲しいと思います。
受傷後、骨折後でも、もちろん全てがと言いませんが、そのまま痛みが一生のものなどと思われないでください!
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京都の整体院。
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