冷えの原因は脊椎のゆがみによる自律神経の圧迫。

からだ(健康)の常識・非常識

冷えの原因は脊椎のゆがみによる自律神経の圧迫。
正しい姿勢と腹式呼吸、耳、首の血流ケアと食事…4つの習慣で免疫力UP。

冷えにも注目した整体院として、身体の歪みは冷えに繋がると当院のホームページ「冷え」の所にも載せていますが、この所の朝晩の冷え込みと日中の寒暖差でより冷えを感じていらっしゃるのではないでしょうか?
脊椎=背骨が硬く弾力の無い方すくなくありません、首が硬くなるのも自律神経を乱し冷えに繋がります。

そこで参考になるコラムをご紹介します。

【出典:婦人公論2022年2月号】

脊椎のゆがみが自律神経の働きを妨げる。
寒い季節になると、特につらく感じる体の冷え。靴下を重ねばきしたり、温かい飲み物をんだりしても、なかなか改善せずに悩んでいる人も多いのでは。

「50代以降の女性は、熱を生み出す筋肉の衰えや、ホルモンバランスの変化などが重なり、冷えやすくなっています。さらに私が注目しているのが、脊椎のゆがみによる冷えです」と話すのは、せたがや内科・神経内科クリニック院長の久手堅司先生。脊椎のゆがみと冷えについてこう説明します。

脳から出た自律神経は、脊椎のトンネルの中を通り全身につながっています。脊椎がゆがむと自律神経が圧迫され、正常に働きづらくなり、冷えの原因になってしまうのです」(久手堅先生。以下同)

脊椎のゆがみを招く要因となるのが、家事やスマホ・パソコンの使用、デスクワークなどの前かがみになる姿勢だと指摘します。

「前かがみになると、重い頭部を支えるために首・肩・脊椎に荷重がかかり、脊椎のバランスが崩れてしまうことに。一時的であれば、それほど深刻な影響はありませんが、これが長時続くと脊椎のゆがみが慢性化してしまうのです」加えて、脊椎がゆがむことで肺が圧されて、呼吸が浅く、速くなることも冷えにつながるそう。

「自律神経には、活動的なときに働く交感神経と、リラックスしているときに働く副交感神経があり、浅く、速い呼吸は、交感神経を優位にします。交感神経が優位になると、末梢血管が収縮。熱の運搬役である血液が届かなくなるため、手足の先が冷えるのです」

冷えを自覚するのは、主に手足など体の末端ですが、こうした部分的な冷えを放置すると、手足全体、体の内側へと広がり、内臓まで冷えてしまうのだとか。

「免疫細胞の70%が集まる腸が冷えると大変です。もともと腸は、交感神経が優位なときは働きが抑えられているのですが、冷えるとさらに血管が収縮して血流量が減少。消化、吸収、排せつといった働きが鈍くなり、腸内環境が悪化するのです。腸の不調は、免疫力の低下に直結しますから、あらゆる病気への抵抗力が奪われることになります」

そのほか、疲れやだるさ、頭痛やうつ病など、冷えを放置するとさまざまな不調を招く恐れがあるとのこと。こじらせてしまう前に、しっかり解消しておきたいところです。 

冷え対策は姿勢を正すことから

冷えを根本から改善するには、自律神経を乱す原因となる姿勢を整えることが大事、と久手堅先生。

「正しい姿勢とは、骨盤が床に対して垂直に立っていて、かつ骨盤の一直線上に、肩や耳が乗っている状態です。骨盤が前後左右に傾くと、姿勢も乱れます」

また、自律神経を整えるには、意識的に腹式呼吸をすることも有効だそう。

「息を吸うときに胸部をふくらませる胸式呼吸では交感神経が、お腹をふくらませる腹式呼吸では副交感神経が優位になります。冷え対策には1日3、4回、腹式呼吸をして、副交感神経を優位にしましょう。3秒吸って、3秒息を止め、6秒かけて長めに吐くのがコツです」

腸内環境を良好に保つ事を意識することも、自律神経を整える ことにつながるとアドバイスします。  

「毎日の食事で、みそや漬物といった発酵食品や、食物繊維が豊富な根菜類を積極的に摂りましょう。腸内の善玉を増やし、免疫力もめてくれます」

冷えを改善する方法について詳しく紹介します。

1)ゆがんだ姿勢を整える
●背骨伸ばし

脊椎のゆがみを改善することで、自律神経への負担を軽減し、冷えを解消するストレッチです。

「首から背中、ふくらはぎを伸ばして背骨の一つひとつをほぐし、脊椎全体を正しい位置に整えます。2分ほどかけて、一連の動作をゆっくり行うのがポイント。1日3~4回ほど行ってみてください」(久手堅先生。以下同)

1)正面を向き、軽く足を開いて立つ

2)ゆっくり頭を下げていき、第1頸椎(首の一番上の骨)、第2頸椎、第3頸椎と、脊椎を順番に曲げていくイメージで、上半身を徐々に前に倒す。肩や腕の力は抜いた状態で、指先が足の先にあたるぐらいまで体を曲げる。重心をかかとに移し、そのまま60秒キープする

3)軽く息を吐きながら背骨の下のほうからゆっくり上体を起こし、(1)の姿勢に戻る

2)耳まわりの筋肉をほぐす
●耳マッサージ

姿勢が悪いと、耳まわりの関節や筋肉が緊張し、自律神経の通り道である頸椎もゆがむそう。

「耳をマッサージして血行をアップすることで、筋肉の緊張がほぐれ、頸椎のゆがみも改善されます。両方の耳たぶの少し上を左右に引っ張り、5~10秒キープ。次に、前後に大きく1回ずつ回します。1日3~4回、行いましょう」

3)首を温めて血流を促す
●首温活

首の皮膚のすぐ下を通る頸動脈を温めることで、全身が効率よく温まります。

「首の左右を蒸しタオルや温熱シートで温めましょう。入浴は38~40度のぬるめの湯に15分ほど、首のつけ根まで浸かって。首や肩のこりがほぐれると、血流がアップし冷えにくくなります」

4)自律神経を整え、冷えを解消する
●食事の摂り方

「自律神経のバランスを保つうえで不可欠なビタミンやミネラルを含む食品を毎日、摂りましょう。オリーブオイル、ナッツ類に含まれるビタミンEは血流をアップさせ、ほうれん草やきのこ類に含まれるビタミンB群は代謝を促します。レバーやひじきに含まれる鉄分は、熱のもととなる酸素を血液が体内に運ぶために必要です」

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京都の整体院。

お腰やす やまだ整体の家

腰痛・肩こりをはじめとする筋骨格系の痛みやこり・しびれなど、全身調整により多くの不調から脱出する整体。

つらい慢性症状に適切なアプローチが得意です。

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※免責事項※ 症状の原因や状態には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。