筋肉をずっと動かさずにいたり、逆に負荷をかけすぎたりすると、筋肉が縮みっぱなしの状態になってそのまま伸縮性を失います。
ストレスや脳の疲労、栄養不足や睡眠不足などでも筋肉は固くなります。
こうして柔軟性が低下してこわばった筋肉が、関節の動きを制限してしまいます。
これが、いわゆる「体が固い人」の状態です。
柔らかな体を手に入れるためには、固くなった筋肉をゆるめ、関節の可動域を広げることが大切です。
筋肉が固くなると、周囲の骨が筋肉に引っ張られてしまいます。骨は本来の位置に戻れなくなります。
歩きながら全身の筋肉を動かしたり、座りながら小まめに筋肉を動かしたりするほうが、効果的にゆるめることができます。
結果、可動域も広がります。
きついストレッチと同様、ハードな運動をしている人も要注意です。
筋トレ以外にも、定期的にテニスをしたり、ランニングをしたり、ゴルフをしたりと、「しっかりと運動をしている?」と思われる方、
筋肉が固い状態でどんなに激しく動かしても、筋肉の伸縮性がなく、可動域が狭まっているため思うように縮みませんし、伸長もしません。
場合によっては筋を痛めてしまいます。
だからこそ、まずは筋肉の緊張を取ることが大切なのです。
運動は悪いことではありません。
筋肉は使わないと固くなってしまうのも事実です。
でも、「激しく大きく」動かしても筋肉はゆるみません。ぜひ、「ラクに小さく」動かすことも意識してみてください。
筋肉は、「ゆらす」、「細かく動かす」、「緊張させて解放させる」などの動作でゆるめることができます。
長時間同じ姿勢でいたり、動かさない状態が続いたりすると筋肉は固くなります。
だからこそ、日常のすきまに、10秒だけゆるめることを習慣にしていただきたいと思います。
1日の中で10秒を何度か繰り返してみてください。
前回紹介したPNFストレッチは、「緊張させて解放させる」の動作となります。
筋肉をゆるめることが大事ですね。
✳︎『背中をゆるめると健康になる』(プレジデント社)
著者 犬飼 奈穂 より抜粋しています。
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京都の整体院。
腰痛・肩こりをはじめとする筋骨格系の痛みやこり・しびれなど、全身調整により多くの不調から脱出する整体。
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